BLOG

お知らせ

2020年6月5日

入荷したローズマリーの魅力

ローズマリーは、地中海沿岸地方原産で、シソ科に属する常緑性低木。和名マンネンロウの漢字表記は「迷迭香」であるが、これは中国語表記と同一である。生葉もしくは乾燥葉を香辛料、薬として用いる。花も可食。水蒸気蒸留法で抽出した精油も、薬として利用される。

葉に爽快で力強い香りのある常緑低木で、古くから人々の暮らしに利用されてきました。料理や香料に使われるばかりでなく、古代ギリシャ時代から記憶や思い出の象徴とされ、学生がこの枝葉でつくった花冠をかぶって学んだと伝えられます。また、悪魔から守る神秘的な力をもつとされ、葬儀の際に棺の上に小枝をのせたり、花嫁の冠に編み込んだりしました。

薬用としては、葉の浸出液が強壮剤や収れん剤などに処方されたり、リウマチや外傷に外用されたりするなど、重宝な薬草として栽培されてきました。強力な抗酸化成分であるロスマリン酸を含有することが発見され、若返りのハーブとしての古くからの評判が再認識されつつあります。種類がとても多いローズマリーですが、どの種類でも薬効はほぼ同様であると考えられます。

花色、葉色などのバリエーションが豊富なのも魅力の一つで、種類により立ち性、ほふく性、その中間の樹形があります。いずれも常緑で、秋から春までたくさんの小さな花が咲き続けます。立ち性の大きく育つものは高さ2mほどに伸びますが、支柱に誘引して好みの形に仕立てることもできます。種類を選ぶことでコンテナ栽培、ハンギング仕立て、グラウンドカバーなどにも利用できる、育てやすいハーブです。

いつでも利用できる常緑樹であるうえに、料理、美容、芳香剤、薬用など、ハーブのなかでも特に幅広い用途があるため、庭に1株あると便利です。属名(Rosmarinus)がラテン語のros(露)+marinus(海の)に由来するように、元来、海岸に自生する植物なので塩害がある地域にもおすすめです。

<ローズマリーの利用法>
飲食用:ハーブティー、肉料理・焼き菓子の香りづけなど
香料用:アロマテラピー、ポプリ、入浴剤など
クラフト用:リース、花束など
園芸用:生け垣、グラウンドカバー、トピアリーなど品種の特性に応じて
薬用:チンキ剤、湿布剤など

Instagram

Instagram

ナチュラルファクトリーInstagramQRコード

Facebook

ナチュラルファクトリーfacebookQRコード

YouTube

ナチュラルファクトリーYouTubeQRコード

LINE

ナチュラルファクトリーLINEQRコード